chronoireのアニメメモ

面白いアニメ全部MIRO

すずめの戸締まりを見た。

あらすじ

 

常世のシーン。スズメ、ソウタと出会う。

スズメ、ソウタを追いかけ廃墟に向かう。後戸を開け、要石を抜く。

学校に戻ったスズメは地震に遭い、みみずを目撃する。根本の廃墟に向かう。

ソウタとともに後戸を閉める。怪我の手当に家に戻る。ダイジンと出会い、ソウタは椅子にされる。

ダイジンを追いかけるソウタを追いかけ、船に乗る。船で一泊し、愛媛に着く。

女1と出会う。愛媛の後戸を閉じ、女1の家に泊まる。別れる。

女2と出会い、神戸まで乗せていってもらう。女2のスナックで子供を見たり手伝ったりする。神戸の後戸を閉める。別れる。

新幹線で東京に向かう。ソウタのアパートに行き、セリザワに出会う。東京にみみずが出現し、2つ目の要石が抜ける。自分が要石であることにソウタが気づく(受け入れる)。スズメはソウタをみみずに打ち込む。ダイジンに守られ、みみずの消えた空中から落ちる。

東京の後戸の前でスズメは目覚める。ダイジンを拒否し、ソウタの祖父のもとへ向かう。ソウタの祖父とのやりとりで、昔自分が開けた後戸をもう一度開け、ソウタを開放することを決意する。

セリザワとタマキと再会する。ダイジン、ウダイジンとも共に福島へ向かう。

タマキと衝突する。

道中故障した車にセリザワを残し、タマキと共に実家の後戸に向かう。自らの黒い気持ちを否定することなく、同時に受け入れ互いを理解し合う。

実家の廃墟で昔の日記を見つける。後戸から常世に入る。

自分が要石になっても良いと思う。ダイジンとともにソウタを引き抜く。ソウタは人間に戻る。

ダイジンはスズメの子供になれなかったというが、それでも満足そうに要石に戻る。それを用いてウダイジンとともにみみずを封印する。

常世からソウタと共に戻る。タマキとスズメは、道中お世話になった人に挨拶しながら宮崎に戻る。半年後、スズメはソウタと再会する。

 

雑感

 

・扉・境界線のモチーフは豊富(廃墟に向かう際飛び越える障害物、新幹線の扉、壊れる車のドア、故障しているオープンカーの屋根など)

・特に天気の子から引きずっている要素が多く感じられた。カラオケ、空から落ちる、急な雨などなど(天気の子のBGMすらあった!)

・(パンフレットより)君の名は。は災いを食い止める、天気の子は災いを受け入れる、そしてすずめの戸締まりでは災が日常に張り付いた終末後の世界を描く。成長を描くとパンフレットでは言っていたが、その道中ですずめが自分が要石になってもいい(世界を犠牲にした天気の子とは異なる)と言っている点がより重要だと思っていた。

・ソウタの演技が合っていないように感じた。

・スズメがソウタを追いかけていくのが唐突すぎる。ドキドキする、とスズメが冒険のようなものに憧れを抱いてる示唆はされていたが、それを裏付ける描写は何もなく違和感を感じざるを得なかった。

・物語のあらゆる段階で、釈然としなさを感じていた。君の名は。、天気の子で強かった、流れるような物語運びがぎこちなくなっていた。

・ファンタジー要素が災害というリアルな要素と噛み合っておらず、なんかの悪い冗談みたいだった。

・どうしようもなく糞アニメ文法を感じて笑ってしまったところがあった。(急に椅子が喋る、ウダイジン、謎の巻物などなど)

・結局、ダイジンがソウタを椅子にしたのはスズメとふたりきりでいるためにやった無邪気な気まぐれということか。

・スズメが椅子のソウタに座るシーン、変態すぎる。これを見たオタクが新海誠の精液とか騒ぐと思うと憂鬱になる。

RADWIMPSの主題歌は良かった。

・演出撮影は綺麗ではあったが、君の名は。、天気の子を超えているようには感じられなかった。ある意味地味だ。すぐ動かす、ダイナミックなカメラワークが多かった。